「囀る鳥は羽ばたかない」は、もはや沼。

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私史上「最高に切ないのに、もはや見ずにはいられない欲求に駆られる漫画 No.1」の座に輝くこの漫画は、BL作品(ボーイズラブ)に属しており、見るものを限定してしまうかもしれない。
でも、この作品の世界観であったり
ヨネダコウ先生の表現する絵の力だったり
見ないでいる理由って、ほぼ無いに等しいのではないだろうか。

特に、人物設定がしっかり練られており、ストーリー展開が自然的。
「なぜ男と男が恋愛に発展するのか」
というような野暮な疑問は湧かない作品だと思う。
それほど設定がしっかりしているということだ。
そして、これも重要な要素だと思うのだが
「考察要素」を持たせていることだと思われる。

ヨネダコウ先生も「想像の余地」を残して書いていることを過去のインタビューで発言されている。
また、主人公の心の声でもある「モノローグ」に関しても、「全てを語らせず、ちょっと外したところを語らせ、大事なところは語らせない」とのこと。
また、これが一番難しい部分だと思うのが、「抽象的な表現にすることもある」そうなのだ。

これだけ読者側に答えを委ねてくる作品ということは、
一度読んだだけでは到底理解できないのは当たり前であり
読んではまた見返しての繰り返しをすることによって自分なりの解釈が生まれてくる作品なのだ。
こうして、初回での印象と2回目、3回目……と繰り返し読み
その度に魅力的なキャラクター達が動く世界観に沼っていくのである。
私などは矢代にヤラレまくりだ(歓喜)。

と熱く語りながらも、私はこの作品を「ファンタジー」を前提として読んでいる。
なぜって……実際だったら無理っしょ?(主に肉体関係に関することだ)

「ヘビースモーカーの矢代とのキス?本来であれば口臭で無理じゃい(-ω-;)」
「淫乱ガバガバ設定の矢代のオケツ事情とはいえ、準備せずいけるってことあんのかい?(謎)」
「1日を過ごした状態での風呂無しセックスは、マジで有なの?(性癖?)」

等々。

BL作品の中では「リアルっぽい」と話題の漫画ではあるが
私自身が体験してきた事が現実世界であり、
夢を見させてくれるこの世界観は「ファンタジー」にしておきたい…てか、
ファンタジーでなければ「耽美矢代」も「ワンコ百目鬼」も現実的に存在しないし、有えない‼️
と、こんな事実に悲観して虚しくなってしまうのでね(ノ_-)クスン 

てことで、身近な人と語り愛たい作品にも関わらず
なかなかお勧めできてない現状。
でも語りたいことはたくさんあるので、
今後はこちらで少しずつ語っていこうかなと思う次第。

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