題名 | リビングの松永さん |
巻数 | 11巻(完結) |
作者 | 岩下 慶子 |
発行元 | 講談社 |
ジャンル | 恋愛・ラブコメ |
45才を迎えたオバチャンなれど、
少女漫画を読むのです。
てことで
「リビングの松永さん」
に激ハマりしてしまいました。
最近の少女漫画では珍しくも?
ツーブロック男子をしっかりと書き上げた漫画と言っても過言ではないのだろうか。
漫画界のツーブロックと言ったら、
スラムダンクの宮城リョウタがワタシにとっての最後の記憶
(45才とはそういうもの)。
当時は宮城リョウタよりもサラサラヘアーの流川楓にトキめいてしまったが
いま読み返したら……やっぱり宮城リョータは無いわw
てことで、あのころのツーブロックとは一味違った魅力を
この「リビングの松永さん」はきっと教えてくれています(多分)。
さぁ、ググりましょう。
画像検索にて、
「ツーブロック 少女漫画」
このキーワドを打ち込めば
間違いなく上位に「松永さん」が出てくるはずです。
それほど「ツーブロックde少女漫画」と言えば、
リビングの松永さんなのです。
おまけに、松永さんは眼鏡付きなので
尚のことタマラない(ヨダレ)。
先ずはじっくり試し読み→ まんが王国
超簡単あらすじ
ヒロインは「ミーコ」という女子高校生。
家庭の事情により
叔父が経営するシェアハウスに越してきたのだが、
そこで出会った年上男性「松永さん」。
彼はフリーでデザイナーをしており
いつもリビングに居座っています。
そんな彼は、世話焼きときたもんだ。
親元離れたばかりで寂しいミーコに
色々と気にかけてくれる存在です。
そんな松永さんに、ミーコは恋心を抱いていきます。
先ずはじっくり試し読み→ まんが王国
「リビングの松永さん」に対する世間の声は?
リビングの松永さんは
11完で完結しております♪
マンガの帯にもあるように
累計「200万部」売れているとだけあって
人気もありますね!
個人的には、ドラマ化しやすいマンガじゃないかなぁ〜と
ある種の期待もあったりしてw
「リビングの松永さん」見どころ3選
個人的にオススメするポイントを3つに絞ってお届けします
………3つじゃ足らぬ(-_-)
見どころ1:松永さんが、決してカッコ良すぎない点
『学年No.1のイケメン男子』でもなく(松永さん、28才だしな)
『女性からモテまくる』ということもなく(ミーコのライバルは一瞬現れるが••)
いたって普通で、どこかにいそうな男性という描き方をしているのだとお見受けします。
それにより、
少女漫画界における「読者の心を鷲掴んで離さない」タイプの男性ではございません。
つまり、ちょっとだけリアル感ありますね。
ひょっとしたらマジでこういう人いるんじゃね??
ドラマが実写化されたとしたらTOKIOの松岡くんあたりでハマるんじゃね?
みたいな感じで
少女漫画とはいえ「リアルにいそうな人物像」、それが松永さん。
おすすめなんです。
ただちょっと彼、露出狂なところありますね(主に上半身)。
それに出くわすたび、ミーコも顔真っ赤ですわ。
見どころ2:ヒロイン、ミーコの愛くるしさ
漫画のヒロインは、可愛くなくてはならない。
しかもその可愛さには嫌味などあってはならない。
髪の毛はストレートでなければならない。
とにかく純粋であれ。
そして、時折やってくるハレンチシーンで顔を真っ赤に染めるのだ。
そんなワタシ好みのヒロインが「ミーコ」である。
どこが好きなのかなぁ〜と考えると、
とっても表情が豊かなんです、ミーコさん。
特におすすめは、
松永さんとやりとりをしていると
困り顔・恥ずかしい顔・驚いた顔
などの表情を随所で見せてくれるのだが
これが可愛い。
少女漫画界では
とびきりの「笑顔」がある種のキーポイントとなり、
「コロっ」と気持ち鷲掴み的なことが多いが
正直、その設定は飽きたのである。
そんなことより、
困れ!
恥じれ!
驚け!!
である。
笑顔に「コロっと」なる男なんぞに騙されてはならぬ。
ジョジョに奇妙に間を詰めつつ、
殿方の心理に食い込んでいくのが
これからの少女マンガの主流…であれば、私が喜びます(死)。
ということで、
可愛いヒロインが笑って可愛いのはあたりまえ。
松永さんの気持ちより、読者である私の気持ちを掴んだのが
ミーコの「困った顔」「恥ずかしい時の顔」「驚いた時の顔」
これこそが、ワタシの中でのベストミーコなのである。
ミーコ、可愛いぞ。
見どころ3:成人男性と女子高生の恋の行方(多少ネタバレ)
これこそが「リビングの松永さん」の真骨頂。
ちょっとやそっとじゃ手を出さない、
なぜなら松永さんは「長常識人」であり
なぜなら松永さんは「シェアハウス内での、ミーコにとって親代わり」的立ち位置についているからである!!
歳の差恋愛マンガって、
割とイチャコラしますよね。
思い通じあったり
キスきたり
抱きしめあったり
当然、若い頃のわたしであれば
そんな展開に「萌〜」どころか
「大萌ぇぇええええええええじゃーーーーっっ(☆ω☆*)!!!」
と興奮したことでしょう。
しかし、あらゆる?ことを経験しつくしたおばちゃんにとって
それは「リアル」ではない。
そこいくと松永さんてなもんは
チラチラと「勘違い」させる要素を出しつつも
そのくせ真意ではなく、むしろ天然的な感じで
ミーコの心を翻弄させていくあたりが
イチおばちゃんとしては、逆に「た、た、た、たまらん!!!」
と悶えてしまうわけです。
マンガとは言っても、ちょっと現実を意識させてくれる松永さんの常識人が
すでに大人になり尽くしたおばちゃんにとっては
「マンガで見せてくれた、現実」であり
安心して読める要員にもなっているのです!
だって、未成年との恋愛って・・・ダメっしょ?
そんなハラハラは、おばちゃんには不要。
まだまだ「求心」に頼りたくはないっす。
松永さんが着るTシャツに着目!
物語の流れを楽しむ要素とは別に、
リビングの松永さんではこんな楽しみも用意されております。
それは「松永さんの着るTシャツ、心の声、ダダ漏れ」案件。
私も当初は気づかなかったものの、
読んだ人の「コメント」等を見るに
『松永さんのTシャツ、今回は●●でしたねww』
と報告されており、
読み返してみると、
「あ、本当だww」
となりやした。
松永さんといえば、一応デザイナーなのにも関わらず
その手のTシャツを着ると、若干ダサいような、いやむしろ着こなしているような??
と「松永さんの格好良さとはなんだったっけ? ビジュアル?性格??」
と自問自答したこともございました(無駄な時間w)。
まぁ総じて、私は松永さんのビジュアルが好きだということが揺るぐことはなく
「少女漫画界のツーブロック眼鏡男子」の称号は、未だ破られていないはずである(知らんけど)。
まとめ:少女漫画でツーブロック男子を拝みたければ、これ一択!
ということで
少女漫画でツーブロックde眼鏡男子を拝みたいと思ったら、
「リビングの松永さん」
これ、一択で間違いなしです(好みを押し付けまくる)。
とはいえ、ツーブロック推しではない同い年の会社の同僚からは
「なんで、これ?」
と全く相手にしてもらえなかったという苦い思い出のある作品だったりもしてw
つまり、ツーブロックde眼鏡好きにこそ読んでいただきたい少女漫画。
それが
「リビングの松永さん」
であります。
以後、お見知りおきを。